蓮の実

なんか知らんけど最近流行っている蓮の実.有機的に並んだボツボツが気持ち悪さを増大させているのだと思うのだけれど,あの並びというのは,大円の中に一定の半径の小円を最密充填する問題の解でもあるんです*1.蜂の巣のように,正6角形を平面に配置する問題とも違い,非周期的になります.
自然界の中には,一見ランダムなように見えてもその奧には数学的な法則が隠れているなんてことが多くあります.小学生の頃に見た算数の本には,ひまわりの種の並びには,右回りで中心に向かって数えた種の数と左回で数えた種の数がフィボナッチ数列*2になっているとありました.これがなっちとの最初の出会いでした*3
フィボナッチ数列は,大きくなればなるほど隣り合う2つの数の比が黄金比*4に近づくという性質もあり,黄金比もまた自然界に多く見られるというから不思議なものです.

*1:かたちのパノラマ ISBN:4621071742

*2:F1=F2=1, n≧3のとき,Fn = Fn-1 + Fn-2 で与えられる数列

*3:cf. フィボナッチ数列 [2ch 数学板]

*4: 1 : 1+√5